北与野皮膚科クリニック

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乾癬

  • 2019年6月21日
  • 皮膚科

銀白色の鱗屑(りんせつ:皮膚のカサカサ)を伴い、境界の明瞭な盛り上がった紅斑を認めます。大きさ、数、形は様々で、皮疹が癒合して大きな病変を形成することもあります。頭皮や顔、肘、膝、背中など、物理刺激が加わる場所にできやすく、爪の変形や関節炎を起こす方もいます。遺伝や病巣感染(扁桃腺炎など)、生活習慣(肥満、糖尿病など)が一部の方に見られますが、原因は未だ解明されていません(遺伝的要因、外的要因、免疫学的要因など複数の要素が考えられています)。発疹から剥がれ落ちる鱗屑(皮膚のカサカサ)は非常に目立つため、深刻な悩みとなります。痒みは約半数の方にみられますが、痒みがない方も多くいます。乾癬は慢性的に経過し、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

治療は皮疹を減らして良い状態にコントロールすることを目標に、ステロイドやビタミンD3の外用を行います。近年はステロイドとビタミンD3の合剤を使うことが多くなっています。また乾癬に対してアプレミラストという内服薬も新たに開発され、その有効性も示されてきており、治療法の選択肢が広がっています。

当院では積極的に紫外線治療も行っていますので、お気軽にご相談ください。