北与野皮膚科クリニック

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爪水虫(爪白癬)

  • 2019年6月21日
  • 感染によるもの

第1趾(足の親指)の爪に好発します。足白癬に続発性に起こる場合が多く、爪の先端から白く濁り、次第に爪の根元側に進行することが多いです。爪はもろくなり、粉末状に崩れるようになることもあります。かゆみなどの自覚症状がないため治療せずに放置されていることもありますが、自家感染や家族内感染の原因になります。

爪水虫(爪白癬)は見ただけでは診断がつかず、必ず顕微鏡検査にて診断を行わないといけません。爪が白濁したり肥厚したりすると、見ただけで爪水虫になったと思う方もいると思いますが、実際にそうとも限りません。特に小趾(足の小指)の白濁肥厚は、ぶつけたり踏まれたり、長年の靴による慢性刺激などで起こることも多く、爪水虫でないことも多いです。

爪白癬は外用薬ではなかなか根治しにくく、抗真菌薬の内服が有効です。