手湿疹(手荒れ)は主婦、看護師、美容師、飲食業など、手をよく使う方々に多くみられます。石鹸や洗剤を使う水仕事や頻回の手洗いなどで皮膚の水分が失われ、さらには職業によっては手指消毒を繰り返すことが悪化要因となり、赤み、水疱、皮剥けなどの症状が現れます。進行すると皮膚が硬くなってひび割れになることもあります。 いずれも普段の生活習慣の中に原因があることが多く、原因を取り除くことが難しいため、なかなか治りにくい方も多くいらっしゃいます。
治療は保湿およびステロイド外用薬による治療になります。手の水虫(手白癬)と鑑別を要することもあるため、必要に応じて顕微鏡検査を行います。