北与野皮膚科クリニック

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水虫(白癬)

  • 2019年6月21日
  • 感染によるもの

正式な名称は白癬といいます。足白癬は日本では約2500万人(5人に1人)が罹患していると言われています。

足白癬は次の3つの病型に分類されています。

 

趾間型:最も多い病型で第4趾間(足の薬指と小指の間)に好発します。細菌感染を起こして、蜂窩織炎に至ることもあるので、注意が必要です。

小水疱型:土踏まず、足趾基部(足の指の根元)、足縁に好発します。小水疱が多発します。梅雨時に起こりやすく、秋には軽快することが多いです。

角質増殖型:足の裏や踵(かかと)に好発します。過角化(角質が増えて硬くなる)をきたし、皮膚表面がガサガサした状態になります。かゆみはほとんどなく、亀裂ができると痛みを生じます。

 

水虫(白癬)は見ただけでは診断がつかず、必ず顕微鏡検査にて診断を行わないといけません。皮膚の表面を少し取って顕微鏡で検査をして、白癬菌がいれば、抗真菌外用薬で治療します(爪水虫の場合には内服治療も考慮します)。